整体 野口整体 千葉県 船橋全生整体院





5月号

ぎっくり腰

  ぎっくり腰とは、急に腰が痛くなる急性の腰痛症です。急に腰が痛くなりますが、その前提としてかなりの疲労が腰に蓄積されていてその状態で「急に体を動かす。」「無理な体勢で動かす。」「冷えてしまった。」などの要因が加わると急な痛みに発展します。

 体が整体(整った体の状態)ですと、痛みに発展する前に体が知らせてくれます。あるいは、痛みに発展したとしても軽くてすみます。その軽い段階で上手に経過すると溜まっていた疲労も一端クリアーされますが、痛みを止めるような処置を繰り返し行うと痛みは、軽減されますが、疲労はクリアーされません。痛みが処理されますから元の疲労がたまった生活にもどりまた、疲労が蓄積されます。今度は、疲労の上乗せになっていますので、何かの要因が加わると以前よりひどい状態で痛みに発展します。

痛みというのはつらく苦しいですが、痛みを感じた時点で体は、治るように働きだします。また、痛みを発することで体を休まそうとしている面もあります。それらが小さな痛みや、疲労のうちに体が感じ取れる体が整体という体の状態です。ぎっくり腰を繰り返している人は、体を耕し敏感にするようにしていくことをおすすめいたします。


使えば強くなる

 人間の体は、適度に使えば強くなります。手足の筋肉も適度に使えば太く丈夫になっていきます。これらは、筋肉だけではなく体全体にいえることです。体を庇ったり、守ったりすることばかりしていると体はなまけだします。柔らかいものばかり食べていると硬いものが消化できなくなり、栄養補助食品のみに頼っていると通常の食物から栄養を吸収しずらくなったり、痛みを止めてばかりいると自分の体の力では治りにくくなったりします。健康問題を考えるときに自分の体を働かす、自分の体の本能の力を自覚するということからはじめるのが本当だと思います。

 体の異常が治るということは、いつでも本人の体が働いて治っています。手術、投薬、手技療法、その他のものでも治療、施術を行うのは医師、治療家ですが、本人の力が働かなければ何の効果もありません。よく「治してもらった」とか「治してあげた」と言っている人もいますが、それは間違えです。いつでも本人の本能的な力が働いて治っているのです。そのような力は誰にでもあるのですからそれをどんどん使うとその働きも強くなっていくものです。逆に使わないとそのような力はなまけだします。どんどん体を働かせることが健康への近道だと思います。


輸気(ゆき)

 輸気とは何か?輸気とは、「気をおくる」ことをいいますが、「気」と聞くと何か特別なことだと思っている人も多いですが、気とは決して特別なものではありません。

 日本語においても気という言葉が今でも多く使われています。「元気」「活気」「大気」「空気」「気になる」「気のせい」などたくさんありますが、これは「気」という概念が日本において古来よりあったと推測できます。「気」は、見ることも触ることもできません。感じるのみです。

 人間生活においても「気」を感じあって生活しています。ある人の行動が、なんだか「やる気がない」と感じがしたり、初対面で嫌な感じがしたり常に感じあっています。そしてこの「気」は、感応する特性があります。元気な人の近くにいると、自分も元気になったり、陰気な人がいると自分も暗くなってしまったりします。その感応するという特性を利用して身体を健康にすることが輸気です。特別な人のみに備わっている力ではなく、生きている人には全て備わっている本能の力です。一般の人でも輸気の勉強会に参加された人で自分や家族に実践している方がたくさんいます。

4月号

                    春

 桜も開花し少しずつ暖かくなってきました。この時期生物はいろいろ変化を起こします。春のことを英語でスプリングといいますが、ばね、飛び跳ねる、はずむなどの意味でこの時期は様々なものが変化をするとういうことが語源のようです。

 人間の体もこの時期、春用に変化をします。特に骨盤が開いてきます。この観察は非常に微妙で難しいのですが、この骨盤の閉じ開きは生殖器系と関連が深いと整体法では考えています。自然界の動物の多くがこの時期に繁殖期というのも何か関係があるのかもしれません。

 この体の変化にともない異常を感じることがあります。原因不明で体が痒くなったり、吹出物が出たり、鼻水が出たりする人も多いです。また、骨盤の変化にともない腰が痛くなるという方も非常に多いです。

 普段は、腰痛などはなくこの時期急に痛くなった場合は、骨盤の影響か、冷えの影響が多いです。

 涙、鼻水など非常につらい花粉症もこの時期に出てきますが、整体において鼻は生殖器系と関係深いと考えていますが、この時期の鼻水の原因も花粉症ばかりでなく、季節の変化に適用しようとする体の変化と少なからず関係しているのではないかと思います。

 体は春になると活発に活動できるように変化をしているので体に勢いが出てきます。冬の間は枯れ木のような木々もこの時期つぼみをつけ花を咲かせます。人間にもそのような体の内側に沸き起こる勢いがあり、それを利用すると整体操法も効果もあがりやすくなります。

 この時期気をつけることは、寒暖の差です。日中は暖かいと思っていると夜になり冷え込むことも多いです。特に日中少し汗ばんだ時は、その汗をほうっておくと余計に冷えてしまうので寝違い、ぎっくり腰などに発展するケースも非常に多いですから寒暖の差にはお気をつけください。

3月号

手のしびれ

この時期原因不明で手がしびれるという人も多いです。病院で検査しても異常がないといわれ、来院される人が多いですが、手のしびれは、多くは下部頚椎(首の下の方)と上部胸椎に関連があります。

 転んで手をついた時は、第六頚椎〜第一胸椎のどれかに影響がいきます。また、肩を回し痛くはないが、ボキボキ音がするという人は、第一胸椎か第二胸椎に異常があるか、これから異常がでる人です。

 手のしびれは、これらを調整し、脇の下の神経を刺激しますととれてきます。

自分で行う首ふり運動を行ってもいいです。この首ふり運動は、自分の首を自分で調整できます。これを正確に行えば害なく首が調整されます。これは、必要な方には、御来院時に指導いたします。

 首の異常が長く続いている人は、首の異常部の皮膚にあざのようなものができている場合もとても多いです。不思議とこのあざも首が治り出すと自然に消えていきます。同じ首でも足首も関節異常が長く続いている人は、踝の皮膚がガサガサだったり、あざになっている人が多いです。これらも関節の異常が消えてくると皮膚もきれいになってきます。



                  男女の違い

 体において男女には明らかに違いがあります。また、感受性においても違いがあります。その違いを生じさせているのは生殖器系のの違いだということはいうまでもありません。従いまして同じ症状であってもその違いを考慮しなければなりません。

 
例えば同じ頭痛といっても男性は、ストレス性の頭痛であったり、首、後頭部の異常が多いのですが、女性の場合は、体のリズムによって症状が出る時があります。この場合は、首や、後頭部の調整以外に、生殖器系の問題を考える必要があります。

 整体法においては、骨盤、股関節、足首と生殖器系統の問題が非常に深いと考えていますのでそれらを調べ異常があれば調整を行います。

 特に骨盤は、女性の方が動きが大きく体のリズムによって開いたり、閉じたりしています。この動が左右スムーズに行われていれば問題はないのですが、片側の動きが悪ければ様々な問題が生じやすくなります。その骨盤の動きを悪くしている元が股関節、足首の異常の場合も多くこの場合は、股関節、足首の調整が必要です。そのような人は、冷え性、頻尿などを訴える人も多いです。

 女性の様々な症状でで直接的な治療で治らない場合上記のような違った方向からの体質改善が必要です。

2月号

                      風邪

 この季節は風邪を引く方も多いと思います。風邪は体の変動の中では最も身近なものの一つですが、整体法では、風邪について独特の考え方を持っています。

 現代医学では、風邪はウイルスの感染によって引くと言われています。確かに風邪を引いた人の体を調べるとウイルスの増殖があるようです。それが様々な症状を引き起こします。その種類は200種類以上といわれております。そのウイルスが接触感染、空気感染によって感染し風邪を引くというわけです。

 風邪を引きますと薬が処方されます。しかし実際はウイルスをやっつけてしまう薬というのがありません。ですから咳が出れば咳止め、鼻がでれば鼻止め、頭が痛ければ痛み止め、熱が出れば解熱剤といって具合に症状によって薬が違います。インフルエンザに感染すると出される薬もウイルスをやっつけてしまうのではなく、ウイルスの増殖を防ぎ症状を軽減させるのが目的です。ですから風邪薬というのは本当はないといってもいのではないかと思います。

 風邪を引いたら寒かったから引いたとか、誰かにうつされたとかいいますが寒くて風邪を引くなら雪国の方たちは、毎日風邪を引くし、同じ環境にいても風邪を引く人と引かない人がいます。したがってそのような外部のいろいろな影響はあるものの根本的にはその人の身体の事情で引いていると整体法では捉えています。

 つまり風邪を引くような事情が身体にあったということであり、もっと踏み込んだ捉え方をすると身体が風邪を欲した、必要だったといえなくはありません。ですから風邪を引くときというのは身体に疲労が蓄積していたり、無理をしていたときが多いのです。

 他の病気は「かかる」というのに風邪は「引く」といいます。昔の人も感覚的に風邪は、自分で引いてくるという捉え方をしていたのだろうと思います。

 風邪を上手に経過させると身体がスッキリします。これは風邪を上手く引くことで身体の疲労もいったんクリヤーしてくれたからです。

 風邪を上手く経過させるこつは、早く治そうと焦らずに心をゆったりさせることが一番です。そして自分の身体の事情でひいたので自分のどの部分の疲労、故障をとってくれているのだろうかというような観察をし、どのような経過をたどるのかを観察するようにするといいです。

 症状を止めるようなことを繰り返していると疲労もとれませんので何度も繰り返すことになり、そのうち体が鈍り、風邪を引かなくなります。これは非常に危険です。逆に小さな風邪をちょくちょく引いたほうが身体は無事に保てます。

 風邪を引いた時もっとも重要なこと症状が治まってきてから半日くらは身体を休める必要があります。そこを無理するち身体を壊しかねませんので、その時期ゆっくりすことが重要です。
 
 上手に風邪を利用し身体を丈夫にしましょう。
 
 1月の中旬から急に気温が下がってきました。ギックリ腰、寝違いで来院される方が急増していますので冷えにもご注意ください。

1月号

新年明けましておめでとうございます。

  新年とは連続した時の流れに区切りを入れマンネリ化した生活を心新たに生活するための古人の知恵です。区切りを入れることによって、心が新鮮になり、心が新鮮になると体も変化します。これは、慢性疾患の治療にも必要なことであり、なかなか治らない症状を持っている方は、ここで心を新たにし治そうと決心することで体も変化します。またこの区切りを機会に余分なものを捨てるという考え方も必要だと思います。何を捨てればよいかは、余分な栄養、余分な睡眠、余分な用心であり、これらが病気の原因になっていることも非常に多いです。なにかを捨てる時は、時に勇気がいることもありますが、思い切ってなにかを捨てるとまた新しい何かが入ってきます。そして何かに挑戦するという試みも身体によい影響があります。この新しい年を機会に心を新たにし、余分なものは捨て、そして何かにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

背骨の歪みと体の働き

  背骨についてのご相談が非常に多く、多いのはやはり歪みについてのご相談です。特に他の治療院で背骨の歪みを指摘され、心配になり当院に来院されるケースが非常に多いので繰り返しになりますが背骨の歪み、体の働きについて説明いたします。まず背骨がまったく曲がっていない人は、逆に少ないということと、曲がりよりも、その骨に弾力があるかないかということが重要です。人にはそれぞれ癖というものがあります。右利き、左利きがあるように他の体の動きでも無意識に楽を探し行動しています。それがその人の癖でありその動きによって体は自然にバランスをとっています。ですから同じ作業をしても人それぞれ疲労する部分が違い、ある人は手が疲れ、ある人は足が疲れ、ある人は腰が疲れます。それらは背骨にも影響を与えます。そしてその疲労がピークになりますと体が勝手に自動修正を始めます。その疲労のピークで冷えや無理などの要因が加わり急性の腰痛、ねちがいなどになるケースも多く、風邪も多くはこの時に引きます。そしてこの変動を上手に経過させることができれば体は、リセットされ疲労を取り除きます。これらの体の働きは勝手に行われていますので、体が正常ならこれらの繰り返しで体は丈夫になり、背骨の弾力も正常な状態に戻してくれます。この体の修正する働きが何かの原因で働かず、疲労が取り除かれない状態が続くと背骨の弾力は消失し本当の異常となります。つまり慢性の病気となり、そしてその背骨と関連している、運動器、臓器なども影響を受けます。それが長く続くと自分の体の働きでは修正できなくなり体はその現象を無視します。するとなにも感じなくなり鈍くなります。この状態になると色々な体の変動が起きません。一見非常に丈夫に感じますが、あるとき大きな変動がおこります。動けなくなるようなギックリ腰、首がまったく回せない、あるいは急に何かの病気で倒れるなどその変動はかなり大きいです。病気を一切せず、ここ数年風邪など引かないというのは我々から見ると非常に危険な状態の時が多いです。
 背骨が歪んでいるといっても色々ありますので、過度に心配しなくてもよい場合も多いです。これは足の長さが違う、骨盤が歪んでいる等も同じです。気になる方は一度御来院下さい。


12月号

水の補給

 十一月号では乾燥について説明しましたが、まだまだ大気は乾燥していますので水を飲むことを心がけてください。水を飲んでも唇の乾き等が改善しないときは、体が水分吸収しにくくなっています。水を飲む前に一回水を口に含み1〜2分グチュグチュゆすいでから水を飲むと吸収がよくなります。それでも改善しないときや、足の踵がかさかさになっていたら入浴時に湯船の中で水を飲むとさらに吸収がいいです。また寝るときに電気毛布を使用する人もいますが確かに温かいのですが体の乾燥はさけられませんので寝る前に消すのが無難です。足が冷えて眠れないという人は、寝る前に足湯を行い、水を少し飲んでから寝ると足だけでなく体中が温かくなりますのでおすすめします。
 この時期は、体も冬用に変化しますので風邪も引きやすいですが、それを自然に経過すると正月は無事に過ごせます。本を読むときや、紙をめくるときに指に唾をつけ始めたら体は乾いていますので水をこまめに飲みましょう。

 反応について

 整体操法を受けたあとに体の変動があるときがあります。それを反応とよびますが、その反応について少し説明します。

 まず施術後にだるくなったり、異常に眠くなったりするときがありますがそれは弛緩反応といいます。このような反応が出たときは横になったり、寝たりして体を休ませるのがよいです。次に例えば漠然と腰が痛かったのが痛みがはっきりしてきて例えば右のここが痛いというようになったり、他に痛みが移ったりします。このような時は痛みがひどくなければ普通に生活しても大丈夫です。また慢性の異常の場合微熱が出たりすることも稀にあります。これは過敏反応といいます。次に汗がたくさん出たり、下痢をしたり、排泄物の色が変化したりします。これは排泄反応といいます。これらの反応が出たときは、体を冷やさないようにしなければなりません。特に何年も続いているような異常の場合反応が出るときが多いです。この反応は一見急性の症状に似ています。しかし、この反応を自然に経過すると体はいい方向に動き出します

暴飲暴食

  年末も近づき忘年会等でお酒を飲む機会が多い季節です。毎年この時期に体調を崩す人も多いです。特にあまりお酒が得意でない人は、それでも付き合いで飲酒の回数が増えること自体が苦痛のようです。お酒を飲みすぎるともちろん肝臓に負担がかかりますが、同時に腎臓にも負担がかかります。またアルコールの吸収は胃袋でも行われているので胃にも負担がかかります。お酒の上手な飲み方は、飲んでいておいしくなくなったらやめるのが一番でその後はほとんどが惰性で飲んでいる状態です。その後の飲酒が体の負担を多くします。二日酔いになるのは酒量が体の処理能力を超えたときです。しかし、この時期はその状態でも付き合いがあるのでまた飲んでしまいます。このような状態が続けば体は悲鳴をあげいろいろな症状がでてきます。酒場で胃薬等を飲みながらさらに飲んでいる人がいますが、仕事とはいえそれほど体を痛めつけなくてもと思ってしまします。食事も飲酒もおいしくなくなったら止めるが一番です。

11月号

初冬

 これからますます寒さが増してきますが、この時期は、冷えと同時に乾燥に気をつけていただきたいと思います。この時期から空気がどんどん乾燥してきます。すると体の水分も体からうばわれやすくなります。人間は、寒さ、暑さの感度は、いいですがこの乾燥に関しての感度は鈍いようです。
 体の水分が不足するといろいろと身体に影響をおよぼします。排尿の回数が増えるのは、冷えと同時に乾燥も関係しています。水分が不足すると、尿が濃くなります。普通は食べ過ぎると尿が濃くなりますが、水分が不足すると食べ過ぎなくても尿が濃くなります。この場合かえって水を飲んだ方が尿が薄まり、排尿の回数が減ります。
 体が乾いたときの兆候は、皮膚がかさかさになり痒くなったり、唇が乾きはじめたり、鼻水が濃くなり喉に落ちだしたら、体は乾いています。すると、むせる咳、蓄膿症、頭痛、胃痛、残尿感などに発展します。
 この時期は、鍋物、うどん、ラーメンなど汁物の食事をとると体も温まり、水分も吸収されます。それと水をちびちび少しずつ補給することをこころがけることをおすすめします。水分の補給は、お茶や、ジュースではなく常温の水か白湯がもっとも有効です。

 足首の異常

足首の関節異常を持っている人は、非常に多いと感じます。特に長年腰痛を持っている人は、足首に異常を持っている人がかなりいます。また、女性の生殖器系の異常も足首の異常が隠れていることもあります。痔を持っている人も左の足首に異常を持っている人が多いです。
 この足首の異常で問題なのは、本人が足首の異常を感じていないということです。捻挫などで痛みがある場合は、本人も気がついていていますが、痛みがない足首の異常を持っている人が多く、足首の異常があるうちは、腰の調整を行い一時期、腰の症状が取れてもまた繰り返すのがほとんどです。足首に異常があると人間の二足歩行の生活においてはどうしても上に影響が出てきます。それが膝、股関節、骨盤、腰、首の異常につながるケースも多いです。長年の腰痛を持っていて、足首を調べると異常があり、そちらの調整を行っていくと腰痛が繰り返さなくなるということも非常に多いです。
 自分で足首を回しゴリゴリ音が鳴り、ひっかかりがあるならばその足首は、痛みがなくても異常があると考えられます。痛みがない足首の異常は、年数がたてばたつほど治りにくくなります。自分で足首を回しひっかかる人は、調整をおすすめします。もちろん体の癖で足首に負担がかかりやすい人もいて、足首を調整しても、もとにもどってしまう人もいますが、こういう人も定期的に調整をしていると他の異常につながりにくくなります。

10月号

 夏も終わり、気温も下がってきました。気候の変化で体が冷えると色々な異常が出やすくなります。体が冷えると胃袋では、胃酸が多くなります。これは汗から出ていた酸が泌尿器にいき、尿でも捨てきれずに胃袋にいき胃酸が多くなります。胃酸が増えると胃に何かを入れたくなります。食欲の秋といいますが、原因は、体内の酸にあるようです。そして眠りが長くなるのもこれらと関連がありそうです
 また、冷えると筋肉も硬くなり、この急激な筋肉の緊張が「ねちがい」「急性の腰痛」「神経痛」などになったりします。これらの症状が出る前に体がだるくなったり、重くなったり、やる気がおこらなかったり、寝ても眠たいなどがあった場合は、足湯を朝起きたときに行いますと、ひどくなりにくくなりますので是非お試し下さい。
 体が冷えたと思ったら、この足湯と足の3指、4指の間が詰まってきますので、そこを広げるように指で押すとさらに有効です。左右どちらか感じる側でいいです。この場所は、冷えによるいかなる症状の急処ですので、冷えてお腹が痛い、冷えて足腰が痛いというときもここを自分で押さえると体がいい方向に働きだします。

首の痛み

  首の痛みの代表的なものは、「ねちがい」といわれているものですが、これも多くは冷えによって起こります。特にお酒を飲んだ夜は、発汗が促進されますので冷えやすくなり、朝起きると首が回らないといったことがおきやすいです。その前提として普段首、肩に疲労が溜まっている人が多く、そういう時に冷えると起こします。この場合タオルを暖め首にあてると痛みは軽減します。腰同様に首もこういう動きをするとここが痛いといったことがはっきりしていれば治りやすい異常ですが、どういう動きをしても右も左も真ん中も痛いというような場合は、すぐには治らない異常です。またはっきりしていても首ではなく背中の方に痛みがある人もいますがこの場合もすこし時間がかかります。
 首の動きで横を向くと痛い時は、多くは第四頚椎に問題があり、首をたおして痛い時は第六頚椎に問題があり、前後に動かして痛い場合は、首プラス背中の上の異常です。
 交通事故などの後遺症で手がしびれるという場合は、多くは第六頚椎に問題があります。この場合は自分で調整するのは難しいと思います。 時期的にもこのような異常は、増えてきますので理想は痛む前に疲労の調整をすることです。もし痛みがでたらタオルを温め首にあてるというのを試してください。

9月号

整体法

整体法の目的は身体の運動器係を刺激し、身体の環境を整えたり、耕したりして身体の自然を取り戻させ人の身体を働かさせ自然に病気を経過させる事です。
 整体法の理論や技術は生きた人間の実験、実績で成り立っていて、一般衛生常識と照らし合わせるとくいちがいもありますが整体法を受けたり学んだりするためには、整体法の考え方に慣れて行く必要があります。
 整体法では手指を使い相手の身体の調整をする事を操法といいます。操法を行なう時はいつでも輸気という事が前提にあり、この輸気は相手の急所に手で気を通し、こちらの気を相手に伝えるという事であり、日本古来より伝わるものであります。これらの名称や言葉はあまり問題ではなく、身体を自分で丈夫にでき又、人にも分かちあえればそれでよいのです。
 体と心は密接につながっていて、体の動きは必ずしも体だけの問題ではなく、心の問題も関与している事が多いです。この体と心をつないでいるのが気というものであり、気というものは目にみえず不思議な物のように思えますが、特別な物ではなく誰でも訓練をすれば使えるようになる本能の力です。

輸気(ゆき)

相手の急所に気を通し、こちらの気を相手に伝えることを整体法では輸気(ゆき)といいます。動物の世界では傷口をなめたりするのがそれにあたり、人間は手に特徴があり、手をよく使う動物なので手で行うのがよいです。この輸気というものは、もともとは誰かに教わる事ではなく、お腹が痛い時など自然に手をお腹にあてたり、さすったりするように本能的な物であり古来より自然に行われてきたものであります。手当てという言葉がそれを現していると思われます。
 気というものは特別なものではなく、誰でも訓練すれば感じるようになります。そのためには精神を集中し、手を敏感にし感覚的なとらえ方をする事が必要で、感覚を磨いていく必要があります。訓練方法は合掌行気法という精神集中と手を敏感にする訓練を行うのがよいです。合掌行気法の方法は、姿勢を正し、手を胸の前で合わせ手と手の間を紙一枚離し、目をつむり手に精神を集中し呼吸に合わせ手で呼吸するようにします。
 気というものは自分の吐く息に乗って動いて行き、受ける人にもそこに気を集めてもらう事が必要で、気が通っていれば中が熱くなり急に血液が流れて行くような感じがします。しかし、手を当てた側に不安や怯えがあるとそれが伝わってしまうので、自分の呼吸は深く大きくし自分を充実させなければなりません。気という物は目に見えず証明する事が難しいが言葉や態度、動作にすべて気という物が現れています。

8月号

暑中お見舞い申しあげます。
やっと梅雨もあけこれから暑い日が続くと思いますが、暑い時の体については七月号を参考にしていただき体調を保ってください。

 さて、当院に寄せられる問い合わせや来院者に、「O却を治したいが調整できますか」「骨盤がずれていると他で言われた。」「背骨が曲がっていると他で言われた。」というようなものが多くあります。
 他の療法でこのような形の変化を見つけては、次々に矯正する療法もあるようですが、私が行っている整体法では、ただ形のみを正すというやり方には賛同しかねます。もちろん若い女性の中には、それによってお悩みの方もいらっしゃると思いますが、体が全体のバランスを保つためにO却やX却になっているものも多く、これを調整しても元に戻りやすいと思います。むしろかえって無理に矯正しますと全体のバランスが崩れる可能性があるからです。
 骨盤や背骨の歪みにしましても色々な体を触っていますと分かりますがピーンと真っ直ぐの方は、逆にいません。町に生えている木々もピーンと真っ直ぐな木も少ないとおり、人間も植物も色々バランスをとりながら生きています。整体法においても背骨の形を観察しますが、形よりむしろ弾力を重要視します。少し形が曲がっていても弾力が失われていなければ多少の曲がりは問題がないと考えます。整体においては、何か体調に不調があり背骨を調べると弾力がない骨がある。そしてそれでもその骨がその人の体が働いて元に戻るにはどうしたらよいかを考えます。ですから腰が歪んでいるという人でも足を引っ張ったり、手を引っ張ったりをすることもあります。それによって弾力をとりもどしたなら、自然に元に戻ると考えているからです。そして自分の力が働いて元に戻ると繰り返しが少ないと考えています。
 このような問い合わせが非常に多いので、同じように悩んでいる方も多いと思いますが、自分の骨格の歪みが気になっている方は、本当に調整が必要か否かを調べるのもよいと思います。そしてそれと同時に日々の偏り疲労を調整されるとよいと考えます。偏り疲労とは、人それぞれ体の動かし方に癖があり、また、同じ作業を続けているとある場所に疲労が蓄積してきます。その偏り疲労を調整するのは必要だと思います。
 多くは偏り疲労が溜まると風邪を引きます。そして風邪を自然に経過させると調整されます。ですから風邪を引いているうちはまだ体が自分で調整できていると考えていいと思いますが、風邪を引かない人は逆に注意が必要です。ここ数年風邪など引いたことがないという人は、体のこわばりも相当なものです。しかし、大抵は、本人の自覚はあまりないようです。
 骨格の歪みがいろいろな異常と関連があるという考え方は、整体においてもあります。自分で体のバランスが悪いという自覚があり、何か原因不明の症状があるならばそれらは関連があると思います。
 植物の中には、観賞用の盆栽のようにあるていど縛ったりしてコントロールし形を美しくしているものもあります。人間の足も縛って矯正するという人もいるようですがそれは人間のやりかたではないと思います

7月号

暑い季節

  これから本格的に暑くなってきますが、暑い時期は、汗をたくさんかきます。汗は上昇した体温を下げてくれます。また、毒素を排泄してくれるので、たくさん汗をかくのはよいことです。たくさん汗が出る人は夏に強いようです。
 気をつけなければいけないのは、汗をかいたまま冷やしてしまわないようにしなければなりません。最近よくクーラー病とか冷房病とよばれているものがありますが、これは冷房にあたりすぎて体調を崩すと考えられていますが、多くは汗が出た体を冷房によって急に冷やしてしまい、出ようとしている汗が引っ込みそれがいろいろ悪さをするという現象です。体がだるい、おもい、異常に眠たいなどの症状や疲労している筋肉が急に冷やされると急性の痛みに発展したりします。(ぎっくり腰、ねちがいなど)現在は、どこに行っても冷房がきいていまが、屋外から冷房の効いている屋内に入るときは、ハンカチなどで汗を拭いてから入るとよいです。特に首周りの汗は、よく拭くことをおすすめします。お風呂あがりによく暑いので扇風機の風を背中に直接あてる人もいますがこれはとても危険な行為といえます。
 排泄という面では汗をかくのはよいですが、体の水分が出ていますので、水分の補給をすることも必要です。水分不足になりますと体内の血液などもドロドロになりますので、ご注意ください。そして塩分も汗といっしょに出て行きますので夏場は梅干などで塩分の補給もしてください。

 汗をかいて冷やしてしまったら

体がだるい、重い、のどが腫れる、等の原因不明の症状があるときは、汗を引っ込めてしまったと考えられます。そのような時は積極的に汗を出すとよいでしょう。方法はいろいろありますが、大またで歩くとか、入浴するとか、足湯をするとよいです。そして出た汗を触ってみてベトベトの感じがあれば引っ込んだ汗はまだ出ます。それがサラサラになったときに温かいタオルや、乾いたタオルで拭くとよいです。ここで冷たいタオルを使用するとまた汗が引っ込みますので気をつけましょう。このベトベトとサラサラの汗は成分を調べても変わらないようです。しかし手で触るとはっきりしています。これは注意を集めて触ってみるとわかるはずですので、一回自分の手で試してみてください。

 本来は、汗が冷えないように生活することがよいことです。そこで冷房のかけすぎや扇風機の風に直接あてるという行為は、避けた方がよいです。またオフィスなどで冷房の風が直接あたる場合は特に注意した方がよいです。これによって首が冷え首が回らなくなるという人も多いです。このような時は、蒸しタオルで首を温めると楽になります。
 暑い時期は、積極的に汗をかき、そしてその汗を冷やさない工夫をし、水分、塩分の補給をすることがいろいろな症状の予防になります。

6月号

梅雨時

  今年の五月は、非常に雨が多いと感じました。本来ならこれから梅雨本番なのですが、もう雨は充分だと思っているのは私だけではないと思います。
 さて、梅雨時ですが大気の湿気が非常に多くなります。この湿気は体にいろいろ影響いたします。雨がふると古傷が痛むというのも湿気が原因だと思われます。大気の湿気が多くなると体の表面が湿気でおおわれ皮膚呼吸がしにくくなります。そこで肺呼吸の負担が多くなり息苦しく感じます。この次期喘息の発作も多くなります。呼吸器系統に負担がかかるのですがこの呼吸器系統と非常に関係が深いのが腰の一番下の第五腰椎という場所です。ここの動きが悪くなると坐骨神経にも影響し太ももの裏筋が縮んできます。そうなると動くのもおっくうになってきます。蒸し暑く皮膚が湿気でおおわれてますので発汗もスムースに行われません。そのような時は、いつもより大股で歩き足の裏筋をのばすように積極的に歩くと足、腰も弛み呼吸も楽になります。雨が多く屋内にこもりがちな季節ですが積極的に歩くのがこの次期の健康法です。

目の疲

 現在パソコン等の普及により、目の疲労がある人が増えています。そして目の疲労による肩こりも非常に多いです。目が疲労すると後頭部から首がこり、それが慢性的になると肩の背中側の肩甲骨の内側がこります。首と肩甲骨の内側がこりますと、息苦しく、なんともいえない違和感があります。そのこりは、肩甲骨の動きを制限し、肩の動きも制限してしまします。このような時、自分で行う調整方法は、運動でいうと首のストレッチや肩を一端ギューと上に上げ力をいれ少し保ってからストンといっきに脱力することを23回行うのがよいでしょう。もう一つは目の疲労を感じたらタオルを温めまぶたの上から目を温めると楽になります。よく硬いもので肩をグイグイ押したりしている人もいますが、これを行うとその場では気持ちがよいのですが、反応としてはますます筋肉が硬くなります。これを繰り返すと次は、もっと強くグイグイ押さないと効かなくなります。何かで押すときは、ほどほどにした方が無難です。それより肩の運動や目を温めるほうが体にはよいでしょう。